うちの会社は経理会社でも
あるわけですが、タイ人スタッフ
の経理士の給料は、本当に
うなぎのぼりに上がっている、
という感じです。
先日、来社した小規模のIT関連の
日本人経営者も「いいタイ人を
雇いたいんだけど、新卒で
2万バーツ、1年ごとに1万バーツ
あがる感じで、数年の経験で
5万バーツほどにもなる」と
言っていました。
私が見た感じ、このIT業界や
経理業界などはかなり人手不足の
ようで、うちの会社の経理士も
本当に求人するのは大変ですね。
そもそもタイではこういう
仕組みなんですね。
うちの会社で、大卒の経理士を
給料17000バーツで、雇います。
経理会社ですから、小規模の日系
80社ほどを受けており、
マネージャーがいて、その下で、
その経理士は、外部の7~8社の
経理を担当し、会社設立から
会社閉鎖まで、内容を把握できます。
この経理士たちにとって大切なのが
「決算をできるようになること」
ここが経理士の分かれ目になっていて
当然、7~8社を受け持つと1年に
1回、決算があり、とりあえず、
手取り足取り、マネージャーに教わり
決算処理をこなします。
1社やって2社目で復習して、
3社目で自分でやって、そうして
決算処理もできるようになって、
だいたい1年半ほどでしょうか。
その時には給料は、22,000バーツ
にはなってますかね。
需要と供給のバランスですから、
決算をこなせる経理士、といえば、
市場では25000~27000バーツ
以上ですから、22,000バーツに
しても、うちから出ていく可能性
があるわけです。
そうやって、会社の中で勉強した
経理士が、こなせるようになれば
市場に出れば、もっと価値があり、
結局、25000バーツほどに給料を
上げなくてはならなくなります。
ほぼ2年間で、8000バーツ上がった
ことになります。
これが経理士の現状です。
ITはもっと人手不足でしょうから、
こうやって社内で教えた人材が
市場に出ると高値で、それで
出ていく、という構図なんですね。