ビジネス 会社設立 労働許可証

会社設立でお勧めしない自営業種

投稿日:2018年1月15日

うちの会社では、会社設立の

サポートをしていますが、

メールでの質問でこんな

内容のものがありました。

将来、バンコクで起業を

考えていて、コンビニローソン

の小規模店を考えており、

開業資金、運転資金はどれ

くらい必要でしょうか、

できるだけ投資は抑えたい

と思います。場所は、スクムビット

通り沿いか、オンヌット~アソーク

で考えています。

という内容でした。

今や、セブンイレブンや

ファミリーマートなどが点在

するので、

こういったたぐいの

店をオープンしても、やって

いけるかどうか難しいと

思いますが、ソイの中の、

小さなスペースで、ということ

になりますかね。

でも、考えれば考えるほど

日本人オーナーの店じゃ、

やっていけないレベルだと

思います。タイ人オーナーの

店ならOKだと思いますね。

というのは、日本人オーナー

の場合は、会社をつくって

やらなくてはなりませんが

タイ人オーナーは個人事業

としてできるので、会社は

必要ない。

会社が必要なければ、商品に

消費税を上乗せして販売する

必要がないので、というか、

商品を売った売り上げを

消費税申告7%する必要が

ない。ここが大きいですね。

昔、薬屋さんをやるという

日本人がいて、実際に

ラチャダーでやり始めたん

ですが、結局、会社でやって

いるので、売上の消費税申告

7%をやらなくてはならない。

まわりのタイ人の薬局は

それをやらなくてもよい。

だから値段を下げて販売でき

ます。

こういうコンビニ形態も同じ

ですね。でも、日本人がやる

んだから、そんなせこい消費税

7%なんかをけちらすような

品揃えであったり、アイデア

商品であったり、プロモーション

であったりすると、買いに来る

かも知れません。

ということで、考えれば考える

ほど、お勧めしませんけどね。

田舎でやるのはいいですけど。

でも、無理やり考えてみると

例えば、BTSプラカノン駅の

近くのスクムビット通り沿いで

汚ない商業長屋の1画を

借りたとして、1ヵ月7万バーツ

ぐらいでしょうか。

保証金は2か月分14万バーツ

ですね。

簡単な改装に、120万バーツ

くらいかかりますね。

あと大型の冷蔵庫とか入れれば

30万バーツほどでしょうか。

その場所で会社設立をして

自分の労働許可証を取るまで

約15万バーツぐらいでしょう。

あとは毎月、経理代で17000バーツ

ほどかかります。

電気代も毎月、10000バーツほど

でしょうか。

あとは従業員をやはり実際に

雇って2交替としても4人は

必要ですかね。

となると、給料18,000バーツ

×4人ですね。

それで一番難しいのは、まわりに

セブンイレブンもあるわけです

から、それに勝つかあるいは

引き分けにも持っていける

品揃えですね。

当然、割高になれば買いません

からね。だとすると、日系の商品

を入れるとか、変わった商品を

入れるとか、そういうことに

なると思いますが、ここがうまく

いかないところでしょうね。

例えば、平均30バーツの商品を

1000点用意したとして、

30,000バーツの仕入れですね。

そして常に仕入れ代は発生

します。

ということで、費用をまとめますと

初期

家賃、保証金  210,000バーツ

内装      1,200,000バーツ

冷蔵庫、備品 300,000バーツ

会社設立~労働許可証 150,000バーツ

毎月

家賃  70,000バーツ

人件費  72,000バーツ

経理  17,000バーツ

電気  10,000バーツ

雑費  10,000バーツ

商品仕入れ  30,000バーツ/数日分

ざっと、こんなものでしょうか。

商品仕入れが大きいですね。

仕入れたものが、全部売れれば

よいですが、返品するものも

あるだろうし、買い取りで、

売れずに残ってしまうものも

あります。

まあ、自分の住まいを、そのコンビニ

の上にして、住まいの費用を浮か

せるなどが必要でしょうね。

 

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