とんかつ タイでビジネス 思い出 料理

バンコクでタイ人向けとんかつ専門店の走り

投稿日:2019年11月14日

その昔、私がフリーペーパーを始め

たころ、21年前にはスクンビットに

は日本料理店は今のように多くはな

く、ソイ39の奥の方、スパライコン

ドーのあるあたりにオープンしたの

が篁(たかむら)でしたね。今の

セブンイレブンのあたりですね。

駐在員を辞めて起業した人で、そこ

で日本人シェフを雇って、日本料理

店を始めました。単身者向けの定食屋

さんでした。そのシェフはまだ20代

前半のような感じだったですね。

その店は1年半ほどでなくなり、時が

流れて、今のエムクオーティエのあ

たりのスクンビット通り沿いに日本

料理店がオープンして、そこのメイ 

ンシェフが坂本さんで、そのアシス

タントがその篁の彼だったですね。

渡り歩いていたんだと思います。

その店は高級志向の店で、割烹風の

店だったですね。のちに本匠といっ

たと思いますが、その店も結局、

内容は変わって、人も入れ替わり、

時が流れ、ソイ24の今はコンドミ

ニアムが建ち並ぶあたりで、簡易

の商業施設の一角が出来て、一番

通り沿いがラーメンいかづちで、

その横あたりにべっくのとんかつ屋

さんができたんですかね。そこの

オーナーシェフが彼でしたね。

ワンランク上のとんかつに特化した

専門店を開くというのは、なかなか

よいアイデアだと思いましたね。

そのころはまだ今のように、日本の

チェーン店は進出していませんでし

たからね。さすが、いろんな店を

渡り歩いた彼の発想ですね。せま

い店ですが、からっと揚がった

とんかつで、テーブルの上に自家

製のソースが置いてあり、自分で

かけて食べます。

でも彼の主義は「広告は載せない」

というので、ほとんどうちとの関わ

りはなかったですね。それからコン

ドーが建つことになり、移転して

行きました。そのあと、オヤジが

逮捕されたとか、そういう話を聞

き、彼が亡くなったというのはそ

のあと、聞きましたね。えっ、

まだ若い彼が?と思いました。

たぶん、タイ人家族がいたので、

今のべっくは彼の意志を継いだ

家族が経営しているのでしょう。

まあ、彼がやる前から勝一のとん

かつ専門店などはありましたが、

タイ人向けに、高級感がありな

がら、スマートなとんかつ専門店

を開いた先駆者だったんですね。

それを記憶の中にとどめておきた

いと思います。

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