税務署

税務署の見回り

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最近、うちの会社に税務署員が

見回りにやってきました。

税務署がやって来るというと、

税金の取り立てか、と思いますが

通常の、一般的な見回りの

ようです。うちは経理会社でも

あるわけですが、まあ、ようやく

税務署の体制も整ってきたと

いうことでしょうか。

 

こういうことは、点ではなく

線で見る必要があるのですが

以前、取り立てが厳しい時期が

ありました。だいたい政権が

安定しだすと、タイ政府からの

圧力で、目標値を設定され、

税務署は税金を目標値に

達するまで、取り立てなくては

なりません。

一方、政権が揺れ動くと、

それどころではなく、税務署も

お上(政府)を見ながら、事なかれ

主義で通り過ぎます。

2~3年前は不安定期でした。

軍事政権となり、税務署もいかに

して、自分たちの居場所や権利を

維持するのか。袖の下が守られる

のか?そういうことが大切で、

お上(政府)をずっと見ていたん

ですね。

そしてここに来て、タイ政府は

民間への移譲が行われるといわれ

ますが、軍事が主導権を握るのは

変わらないようです。各省庁に

目標値を設定させ、遂行させます。

税務署なら、年間の会社の売上税の

目標値、法人税の目標値などが

出てきて、それに達しないと

「取ってこい!」となるのです。

 

まあ、タイの税務署は、どんぶり

勘定みたいなものですから、

取ろうと思えば取れるんですね。

ではどこから取るのか?

ということで、まず、会社の税金を

取るのは手っ取り早いです。

そうして、徐々に今回、各社への

見回りをして、状況を把握しつつ、

次の段階として「収める税金が

少ない!」という段階へと入ります。

うちは経理会社ですが、

うちで経理を担当している会社にも

何社か入っているようです。

そういう時はあまり余計なことを

言わない。最低限のことしか

言わない。あるいは言わせない。

これが重要です。

でも間違っても

「そんな会社はうちにはありません」

「従業員はだれだかわかりません」

「どんな仕事しているか知りません」

などと、居合わせたメイドが間違って

発言をしてしまうと、とんでもない

ことになるので、必要最小限の

ことを話せる人がいる、というのが

重要です。

例えば、

「毎月の売り上げは?」

「景気が悪く、申告している

内容です」

「従業員は?」

「申告している人たちですが、

きょうは出払っています」

「顧客は?」

「がんばっていますが、景気が悪く

思うようにいかず、会社閉鎖も

考えています」

「税務内容は?」

「すべてJJPアカウンティング社に

まかせているので、そちらで

聞いてほしい」

景気の悪さを出しつつ、ちょっと

悲観的な内容ですが、

まあ、景気のよいことは言わない

方がよいでしょう。

税金を取れる会社としてリスト

アップされるのもイヤですから。

 

でも、税務署員もバカでは

ありません。見回りに入る最中、

店から出てきた従業員に、

「この店は日本料理店ですね。

全部で何席あるんですか?」

と聞いてきて

「合わせて50席ほどです」

と答え、

「毎日、何人くらい客が来て

いるの?」

「100人くらいですかね」

「わかりました」

とここで、すでに税務署員は

1人単価を1000バーツと

設定していて、100人なら

10万バーツの売り上げという

ことになります。

そうして店に入り、

日本人オーナーに

「1日の売り上げは?」

と聞き、「5万バーツほどです」

と答えると、その差額が明らかに

なり、さらに、見張りなどをして

追求されることになります。

タイで恐いのは、5万バーツの

隠し申告分を払え!と断定

されると、過去、2年間に

さかのぼって払わされること

です。もちろん、遅滞料も

付きます。

もっとも、この手の店でしたら

普通、クレジットを使う店です

から、ごまかしはできないですが

現金取り扱いの店ですね。

まあ、そのあたり、どんぶり

勘定といえば、そうですが。

 

 

 

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