「ビザがなくてもタイでの滞在を9月26日まで延長する」ということをきのう22日、内閣が承認しましたが、きょうのイミグレーション(入国管理局)の実際の運用によると、ビザがなくて滞在延長してきた人やビザが切れている人は、9月26日までに国外に出るように、と発表しています。
そのため、7月31日まで延長されていた滞在許可はきっと、今回の9月26日で終了だと思われ、それまでに出国しなくてはなりません。
ただイミグレーションでは、1.病気で国外に出られない人 2.自国への飛行機がない、自国でのコロナの危険度が高いなどにより、大使館の一筆がある場合、30日間まで延ばすことができ、それを30日ごとに繰り返すことができる、と言っています。
さて、ここで問題なのは、ビザが切れていて、就労ビザ( B ビザ)を取りたい人などですが、こういう人はいったん、国外に出てまた戻って来なければならず、例えば、タイ出国→ラオス→タイ大使館ビザ取得→タイ入国、というのがスムーズにできるのか、というのがあります。
タイ入国に関しては、きょうのタイローカル紙によると、4グループの外国人のタイ入国を許可するとしています。
1.展示会や見本市のための外国人ビジネスマンなど
2.タイ国内で映画などの撮影ロケを行う人
3.病院の治療を受ける人
4.ミャンマー、ラオス、カンボジアの外国人労働者
以上の4グループの入国が許可され、それぞれ条件はあり
1.9月に行われる1展示会680人、10月の8展示会400人、11月の4展示会4000人、12月の2展示会1100人などが対象
2.タイ観光庁が内閣にはかっていたもので、自国での健康診断書、医療保険の加入、タイでの検査、隔離が必要
3.病気治療、整形などで14日の病院隔離が必要
4.3国の外国人労働者でビザ、労働許可証を持つ69235人と、まだ労働許可証を持たないが雇用主が申請してる42168人の合計111403人について徐々に入国が許可される
以上となっており、徐々に外国人に開放されてはいますが、スムーズにビザを取って来れない人はいったん、日本に戻ってまたタイに来るしかないということになります。
ここでもう一度、タイ国内でビザを取得できるケースをまとめると、1就労ビザ(Bビザ)→結婚ビザ、ロングステイビザなどへの変更は可能。30日スタンプやツーリストビザで入って来て、そのまま切れて滞在している人も同じく各種ビザを取れます。
しかし、タイ国内で取れない人は、就労ビザをキャンセルしてそのまま居る人や、就労ビザやロングステイビザを延長しないで切れた状態になっている人の場合は、次のビザは取れないため、いったん国外に出て、海外のタイ大使館でビザを取って入ってくるか、出て入って来て30日スタンプが押されている状態か、この2パターンとなります。