夕方になると仕事疲れで YouTube をよく見るんですが、もう1年以上、日本に戻っていなくて、次、帰った時はどこのうまい店に行こうかなと、京都のグルメなども見ます。
初め、○○選、とかでチェックしていたら、どこもそれほど変わらないんですね。同じような店を紹介していて、もう、さっき、見た店だな、とか。まあ、有名な店に皆行くんでしょうね。それでだんだん飽きてきて、たまたまアクセスしたロジウラTV ですね。
出ている人がイマイチなんだけど結構、いろんな店を紹介していて、地元の人が地元を紹介する形ですね。それで常に新しい動画がアップされているので、見入ってしまいます。見ちゃうとそのキャッシュが残っていて、次に開いた時にまた現れるんですね。
それで数日前、アップされた「完全予約制、1日3組限定!」という動画を見てみると、「とり料理」なんで、まあ、タイ人を連れて行っても喜ばないなあと思いながら見ていると、ミシュラン店だということで「とり料理 瀬戸 京都市左京区静市市原町」と表示され、ん?
昔、住んでた所と同じ住所だな、と見入っていると、私が住んでいたのは、叡電でいう二軒茶屋で、この店は市原ですかね。市原まで行くと、ずっと代々の店があるんでしょうね。二軒茶屋は建売の住宅地だったですが。まあ、40年前の話ですが。
瀬戸?
そういえば、記憶の中で、ひとつだけ頭に残っていることがあるんですね。
ある日、京都バスで学校の方まで通っていて、その当時は洛北高校が学区で、同じバスに瀬戸君が居合わせて、話をしていたあと、いっしょにメシ行こうと、洛北高校の近くにある王将で天津飯を食べた気がするんですね。ただ、食事している記憶はなくて、思い出すのはバスの中で会ったことだけですが。
そしてしばらくしてから、瀬戸君が亡くなったというのを風のたよりで聞き、あの時、彼に会ったのは何だったんだろう?とか、彼は私に何か言いたかったんだろうか?とか、考えていて、高校のときだったんですが、友だちで親しいというわけではなかったですが、知り合いですね。それが頭に残っていて、今回の動画を見て「瀬戸」というのは彼のうちでしょうか。
太秦から引越して、二軒茶屋に住んだのが中学2年で、中1は蜂ヶ岡中学で、2年からピッカピカの太秦中のはずだったんですが、いなかの学校に移って、校内暴力とかで荒れていて、びっくりしましたね。岩倉にある洛北中学に通って、ひどい学校でしたね。何のいい思い出もなくて。蜂中と先生の威厳が全然違うんですね。なんて学校だろうって思ってましたね。そのまま、洛北高校ですが、今度は遠いんですね。私の1年下は北稜だったんですね。北稜ができたばかりで、そこに行きたかったですね。洛北っていうのは町中にあって、ひとつ山越えて行かないといけなかったですからね。
結局、二軒茶屋に住んでいたのは、私は6年ほどなので、ずっと居た場所ではないですし、叡電に乗ってここでおりるということは今ではないと思いますが、京都に帰った際は、この店に行くのもいいかな、という気になりますね。
おばあさんの対応がなごやかで、きっと小さい時に食べた、あの京都の素朴な味なんだろうな、と思いますね。
まあ、タイなら、庭で鶏を飼っていて、それを地鶏の店として開いているのは、地方ならあたりまえなんだろうな、という気はしますけどね、まあ、それを言ったらもともこもないですけど。