ロングステイ 生活 高齢者

浜田さんの思い出

投稿日:2017年5月21日

タイでの死 というものをたまに考える。

死ぬのはいつか

どこでか

そんなことを考える

だれにも迷惑をかけずに

死ねればよいが、

実際にはどうなるか。

タイでうまく臨終を迎える

ことはできるのか?

そういうことを考えていて、

もう、その年齢に来ている人をじっと、

見ているが、突然いなくなって

最近、見かけないなあ、という人は、

日本に帰った人だろうか。

日本に帰ったからといって

居心地のよい生活が待っている

わけではないだろう

住居の所在を登録して、

年金をもらって、あるいは

生活保護をもらって、

足りない分はどうやる?

まあ、高齢者で、タイで

ロングステイをしていて

1人で生活できないから

日本に戻ったわけだから、

施設に入る?

予約なしですぐに入れるの?

介護をしてもらう?

いやあ、日本に戻ったときの

方がたいへんだと思うね。

じゃ、タイに居ればどうなる?

自分で生活できる間はよい

人の手を借りなくてはならない時は?

タイ人の家族がいれば

何の問題もない。

自分1人の時だ。

メイドなどを雇えればよい

あるいは施設に入れればよい

施設といっても、4万バーツほどは

するから。その分を年金をちゃんと

入金してもらわなくてはならない

いずれにしても1人でこなすのは

大変なことだ。

でも、タイにいる、60~70歳の

人は結構、楽観的な人が多いのかな。

さきのソンクラーの人も、

そのときはそのときだから、だって。

今から考えないとダメでしょう。

そういえば、私のまわりの、その年齢の

人で、浜田さんという人がいて

今の会社をつくるとき、シーロムの

オフィスで、彼がいて、甲高い声で

「私の会社ではあそこにも土地を持ってて、

こっちにも土地があって、それを売ろうと思っている」

などと話すので「この人は、とてつもない

お金持ちで、紳士だなあ」と20年前、思った。

彼は54歳くらいだったのかなあ。

それから、徐々に正体がわかってきて

そんなお金持ちではなく、

私が借りているオフィスの、

日本人オーナーから借金をして

何とかやりくりしていることがわかった。

晩年はタイ人の奥さんと

細々と暮らしていたと思う。

それでも、タイに20年以上いて、自宅があったから

悠々自適といえば、そうだったけど、

ここんところ、ずっと見ないんで、

彼の近い知り合いに聞いてみたら、

亡くなって、タイ人の奥さんが

火葬したってよ、という話を聞いた。

もう一回、いっしょに食事でもしたいなあ、

いいネタの寿司盛り合わせでも

おごりたいなあと思っていたので、

それを果たせなかった。

日本人会の食堂で、寿司の

盛り合わせを彼が食べたのが

私との食事の最後だった。

結構、スリウォン界隈には

同年代の友だちがいたと思うので、

もし、だれか情報を知っている人がいたら、

お知らせください。

取材したときの記事↓

タイのバンコクでロングステイする浜田さんの新居は、バンスー駅につながる高架新線の駅近

 

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