毎年、恒例となっていた
最低賃金の改定ですが、
今年は、1/15までに決定し、
1/31に施行する、ということ
で決まったようで、1/15には
その金額が明らかになり
ます。
前年はバンコクなど7県に
ついては300バーツ→
310バーツに上げられました
が、すべての県で300バーツと
なったのは、2013年1月でした。
あれから、5年たったことに
なります。そのため、予想では
今年はすべての県でかなりの
上昇があるようです。
この最低賃金で、310バーツ
というのは、1時間の賃金では
ございません。1日の賃金
ですね。だから、タイでは
1ヵ月の給料は30日で計算
するので、310×30=9300
バーツが1カ月の最低給料
になります。
この最低給料の人というのは
どういう人かというと、工場で
働いている工員や、どちら
かといえば地方で働く人が
もらっている金額ですね。
バンコクでも、たまに洗車の
求人募集で、1日310バーツ以上
とか貼り紙をしていることが
ありますが、310バーツ以上で
ないと違法だから、最低賃金
の310バーツ以上なんですね。
まあ、その上げ幅が、それ以上、
もらっている人にとってもその
傾向となるので、例えば、
全国一律、330バーツなどと
なると、1ヵ月の最低給料は
9900バーツとなり、今まで
12000バーツもらっていた
人も、今回の給料で
13000バーツほどはもらえる
んじゃないかと、期待する
わけですね。
まあ、あんまり、こうやって
上がっていくと、工場系の
日本人オーナーも、賃金高騰
ということで、周辺国に事業を
移したりするので、結構、
シビアなものなのですね。
安い労働力にこだわるか、
タイ人の豊かな暮らしを
考えるか、まあ、結局は
その労働の中身、
クオリティーが上がれば
問題ないわけですけどね。