7月4日にタイ政府は
不法就労の外国人労働者の
罰金等について、2017年
12月31日まで、猶予を与えるとして
2018年1月1日より施行としている。
労働許可証を持たないで働いている、
違う業種で働いている、違う場所、
会社で働いている、いずれも
罰金で、雇用者は40万~80万
バーツの罰金となり、本人も
罰金が別途に課せられる。
これが突如、6/23に施行された
ものだから、関係者はあわて、
ミャンマー人らの違反者は
自国に帰ることになった。
今回、6か月ほどの猶予が
与えられたが、いずれにしても
違反者はいったん、自国に戻って、
正規に書類を整えてから、タイに
来る必要があり、ミャンマー人、
ラオス人、カンボジア人の
自国への帰還は続くだろう。
そうなると、その労働力に
頼っている工場や農業、漁業、
さらにはバンコクでは、レストラン
の従業員や建設関係など、
多大な影響を受け、事業が継続
できない!という事態の店も!
当然、給料の割高なタイ人を
雇うと、経費が上がり、日本料理店
なども、メニューへの値上げに跳ね
返ってくる、という構図だ。
それでなくても、物価が上がって
いるタイで、3国の労働者が帰って、
割高なタイ人を雇い、さらに値上げが
進めば、消費者であるタイ人の首を
締めることになる。
まあ、でも、確かに、タイ政府がいう、
ちゃんと正しく整えてから、タイに
やって来なさい、というのはわかる。
いつまでたっても不法就労が続くなか、
今回は、その罰金の巨大さに、
違反者は大量に帰っているわけだから
「不正をただし、一掃する」という
意味ではいいのかも知れない。
ただ、現実問題として、さじ加減が
上手なタイ人らしくない、ともいえる。
唐突な決定で、これはもしかしたら
最近の報道などで、タイ政府を
怒らせたのが原因かもしれない。
いつだったか、Nationのカノック
が出演しているニュース番組で、
国境で2段階、3段階で、ワイロ
を軍隊から請求され、それを
facebookにのせているミャンマー人
がいて、ワイロは1段階で100バーツ
などとのせていて、そういう、
ミャンマー人の行動が、タイ政府の
逆鱗に触れたのかも知れない。
ところで、我々、日本人などに
ついての不法就労は、こちらも、
ちゃんと法律の中に入っている
ようで、1人に対して40万~80万
バーツの罰金は同じようである。
外国人労働者と記しているのは
3ヵ国の人たちで、外国人と
記しているのは、それ以外の
外国人があてはまり、こちらも
同じように来年1月1日から
取り締まりの対象となる。
労働許可証を持っていないで
働いていると、罰金40万~
80万バーツ。
これが適用されれば、その会社は
どうなるのだろう。まあ、払える
ところはいいよね。
払えないところは、本人は裁判に
かけられ、強制送還?雇用者も
同じく、裁判にかけられ、
事業差し止め?あるいは、月賦で
支払える?
まあ、ロングステイビザで働いて
いる人、結婚ビザだけで働いて
いる人も、早めに労働許可証を
取るのがいいでしょうね。
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バンコクへ海外からたまに来て、美容系の施術料金に加えて消費税をとっている夫婦がいるのですが、彼らはタイに納税はしていないのに、消費税を取るのは違法ではないでしょうか?
この人、不法就労かも②
http://bakusai.com/thr_res/acode=13/ctrid=2/ctgid=150/bid=2357/tid=5960482/tp=1/
タイはミャンマー人、カンボジア人、ラオス人の労働力に依存している部分が大きいので、これからいろいろな影響が出てきそうです。